南京錠の鍵を紛失した!簡単に身近な物で開ける方法はないかな…
ダイヤルの番号が分からない…
100均の南京錠だから壊れてもいいから開けたい…
壊すにはどんな工具が必要?
基本的に南京錠の仕組みはシンプルな物が多いです。
仕組みを理解すれば、誰でも簡単に開けることができますので、是非参考にしてみてください。
緊急時の対処法ですので、悪用するのは絶対にやめて下さい。
自力で開けるのは難しいという方は▼
南京錠を開けるのに必要なもの
※シンプルな構造の鍵なら他の部分の鍵(机・ロッカーなど)にも代用できます。
ピッキングで開ける場合
2本のヘアピンを用意します。 一般的な大きさの南京錠には使いやすいです。
2本の安全ピンを用意します。 大きめの南京錠には使いやすいです。
2本のクリップを用意します。 小さい南京錠には使いやすいです。
6cm〜10cm程度を2本用意します。 強度が弱いので少し使いづらいです。
かなり小さい南京錠には使いやすいです。
※南京錠の鍵穴の大きさによって使い分けると良いでしょう。
壊して開ける場合
南京錠を破壊して開ける場合に使います。
南京錠を切断して開ける場合に使います。 ボルトクリッパーとは
南京錠を開ける方法(ピッキング編)
ピッキングとは、鍵屋が使う鍵穴から鍵を開ける特殊な手法です。
大抵の南京錠の場合は鍵は短く、シンプルな仕組みのものが多いです。
プロでなくても開けれる可能性が十分あります。
まず、お手元にクリップとヘアピンとペンチを用意します。
※安全ピン、針金でもOKです。
クリップをペンチで写真のように加工します。これを①とします。
※先端を45度程度曲げています。
ヘアピンをペンチを使って写真のように加工します。これを②とします。
※先を90度程度曲げています。
鍵穴の下部に②を差し込み、
鍵穴を回す力を加えます。
力を加えたまま、①を鍵穴の奥に差し込み、
鍵穴の上部のピンを一本ずつ上に持ち上げます。
これを何度も繰り返します。
鍵穴内部のピンが鍵が回る位置に揃った時、鍵は回ります。
コツは②の鍵穴を回す力のかけ具合です。
強弱をつけてやってみましょう。
ピッキングで解錠する場合は滅多な事では鍵は壊れないので、また南京錠はお使いいただけると思います。
ただ、クリップが鍵穴内部で折れて詰まったりする事がありますので、気を付けましょう。動画でご覧になりたい方はこちらへ
南京錠を開ける方法(ダイヤル編)
ダイヤル式南京錠
ダイヤル式の南京錠は大抵、3桁か4桁の数字を合わせることで開きます。
つるを引っ張りながらゆっくりとダイヤルを1つずつ回します。
正しい数字が揃った場合、つるが少し緩みます。
その感覚を頼りに全ての数字を揃えて開けることができます。
ただ、南京錠によっては緩む感覚がわかりにくい物もあります。
難しい場合は全ての数字の組み合わせを試すのも1つの方法です。
3桁の場合はすべてのパターンの組み合わせは1000通りになります。
多少時間はかかりますが、全ての数字を試してみればどこかで開きます。
動画でご覧になりたい方は▼
南京錠を開ける方法(破壊編)
・ボルトクリッパーで切断する
小さいサイズの南京錠ならつるも細く、簡単にボルトクリッパーで切断できます。
つるが太い物になるとボルトクリッパーでは切断は困難かと思いますが、グラインダーなどお持ちであれば、大抵の南京錠は切断できます。
・スパナを使ってテコの原理で開ける
お手元にスパナを2本用意します。
写真のようにつるにスパナを2本ひっかけます。
後はテコの原理で外側に力を加えます。
これによって南京錠のつるを強引に両サイドに開き、外枠を破壊して開錠できます。
ただ南京錠は壊れてしまって使えなくなる可能性があります。
鍵屋に依頼するといくらかかる?
出張鍵屋は南京錠の鍵開けの依頼でも、電話1本で現場に駆けつけます。
自力ではどうにもならない場合や、緊急ですぐにでも開けないといけない場合は出張鍵屋に依頼すれば良いと思います。
ただ、鍵屋の場合は、基本的に特殊な技術で鍵を開けるという事に、料金を設定している為、例えば、ボルトクリッパーで切断する作業であっても、鍵屋の定めた料金がかかる場合があります。
他にも出張料金などもかかるので南京錠を開けるために鍵屋に依頼するのは費用的には少しもったいない気もします。
また依頼する鍵屋によってはとんでもない高額な料金の場合もありますので、くれぐれも業者選びは慎重にしましょう。
まとめ
✔️南京錠の鍵を開ける場合は、まず自力で開けることをお勧めします。
✔️大抵簡単な工具で開ける事ができる
✔️業者に依頼すると、出張料金や、特殊作業の料金がかかってしまいますので、思っているよりも高い費用がかかる可能性が高い
✔️南京錠はそんなに高いものでもなく、壊して新しい南京錠を付け直す事が一番手っ取り早い
✔️緊急の場合や、自身で開けるには困難な場合には、鍵の業者に依頼するようにしましょう。