ワゴンRの鍵やスマートキーを紛失した場合の対処法と費用とは?

SUZUKI ワゴンRお役立ち記事

ワゴンRの鍵を紛失した!スペアキーもない!

出先で車を動かせない!どうすればいいの?

新たに鍵を作成するにはどうすればよい?

スマートキーだと費用は高くなるの?

ワゴンRの鍵はお車の年式によって異なります。

通常の金属製の鍵からスマートキー(電子キー)まで数種類あります。

鍵の種類によって対処法やかかる費用も変わってきます。

この記事では・・・

▶︎ワゴンRの鍵を全て紛失した場合の対処法

▶︎鍵の種類別にかかる費用目安

▶︎依頼する業者

を詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。

すぐにお車を使いたい!という方は▼

新たに鍵を作成する

鍵が一本も残っていないのなら、新たに鍵を作成するしかありません。

ただ元の鍵がないのに鍵は作成できるの?と思われると思いますが、作成する方法を2つ紹介します。

鍵屋に依頼してその場で鍵の作成

出張鍵屋ならお車の場所まで出張して、その場で鍵を作成することができます。

イモビライザーキーやスマートキーといった電子キーでも作成は可能です。

・車を移動する必要がない・即日その場で作成ができる

ディーラーに運んで鍵を修理する

ディーラーならほぼ全ての車種でも対応が可能です。

ただ、鍵を全て紛失していて、自走できない場合はレッカー移動でディーラーの整備工場にお車を運ぶ必要があります。

また、部品の注文には日数がかかりますので、即日に鍵が作成できるわけではありません。

・車を整備工場に移動が必要・復旧までに日数がかかる

イモビライザーが搭載されている場合は高額になる

鍵を作成するにあたって一番気になる費用ですが、鍵の種類によって異なります。中でもイモビライザーの搭載の有無では大きく異なってきます。

スズキのワゴンRは年式が平成20年以降の場合はイモビライザーが確実に搭載されています!

イモビライザーとは…盗難防止システムで、見た目にはわかりづらいですが、鍵から発する電波と車側のコンピュータのIDの照合が一致した際にエンジンが始動するシステムです。

鍵式 (鍵をさし込んで回すタイプ)

ワゴンR イモビライザーキー

イモビライザーは搭載されている場合されていない場合に分かれます。

エンジンをかける鍵穴によって見分けることができます。

イモビライザーなし

鍵穴の周りが黒い場合はイモビライザーの可能性が高いです

イモビライザーあり

ツイストノブ

ワゴンR ツイストノブ イモビなし

イモビライザーは搭載されていません。ただスマートキーを登録するとなると費用は高くなります。

費用を抑えたいのであれば金属鍵のみの作成でもエンジンは始動することができます。

プッシュスタート

ワゴンR プッシュスタート

イモビライザーは確実に搭載されています

エンジンを始動するためには新たなスマートキーが必要になります。

また、年式によってスマートキーの種類も変わりますので、かかる費用も異なります。

年式平成20年〜平成24年8月
型式MH23S
スマートキーSUZUKI イモビライザー
年式平成24年9月〜平成29年1月
型式MH33S/MH44S
スマートキーSUZUKI イモビライザー
年式平成29年2月〜
型式MH35S/MH55S
スマートキー

※令和2年以降はシステムが変わるため、登録ができない鍵屋さんも多くなります!

鍵の種類別にかかる費用目安

鍵の種類(イモビライザーの有無)でかかる費用目安を紹介します。

あくまでも鍵を全て紛失している場合の目安になります。また依頼する業者によって費用は異なる場合もあります。

鍵屋に依頼する場合
鍵式(イモビライザーなし)15,000円〜25,000円程度
鍵式(イモビライザーあり)35,000円〜45,000円程度
スマートキー(イモビあり)40,000円〜50,000円程度
ディーラーに依頼する場合
鍵式(イモビライザーなし)5,000円-15,000円程度
鍵式(イモビライザーあり)80,000円〜100,000円程度
スマートキー(イモビライザーあり)100,000円〜200,000円
鍵研での作業事例

ワゴンRの鍵を紛失したので、車が動かせません。鍵を作成してほしいと依頼がありました!

年式平成18年
型式確認できず(MH21S/MH21S?)
エンジンの始動鍵をさしこんで回すタイプ(イモビライザーなし)
鍵の形状ギザギザ鍵
作業時間30分
鍵の作成の費用28,000円+税

ワゴンRは平成20年9月以降のタイプにはイモビライザーが搭載されています。

今回はそれ以前の型なのでイモビライザーは入っていませんね。

鍵穴をピッキングして覗いてピンの幅を読むこと15分…

鍵を削るも回らない…

どこか読み間違えたのかなと再度チャレンジ。

もう一度読み直してやってみると今度は鍵が回りエンジンがかかりました。30分ぐらいで完成です!

鍵を全て紛失したので車に乗れない…どうにかしてほしいとのことで鍵の作成のご依頼がありました!

型式MH21S/22S
エンジンの始動ツイストノブ(イモビライザーなし)
鍵の形状ギザギザ鍵
作業時間60分
スマートキー作成の費用36,000円+税

3代目のワゴンRで、ツイストノブタイプです!

ワゴンR MH21S/22S ツイストノブ

こちらのタイプはスマートキーで、鍵をポケットに入れたままでもエンジンを始動できます。

ただ、イモビライザーは搭載されていません!

なので通常の金属製の鍵でもエンジンを始動することができます!

ワゴンR ツイストノブ 鉄鍵ワゴンR ツイストノブ イモビなし

今回はスマートキーの作成をご希望でしたので登録作成しました!

ワゴンR ツイストノブ スマートキー

 

車のスマートキーを紛失したとの事でメーカーに問い合わせたところコンピュータの交換で10万円以上かかると言われて交換せずに作成できますか?とのご依頼がありました!

年式平成23年
型式DBA-MH23S
エンジンの始動プッシュスタート(イモビライザーあり)
鍵の形状ギザギザ鍵
作業時間60分
スマートキー作成の費用40,000円+税

プッシュスタートなので通常の金属製の鍵ではエンジンの始動はできません。

ワゴンR プッシュスタート

コンピュータと新たなスマートキーの紐付けが必要となります。

ドア鍵穴をピッキングで解錠します!

ワゴンRドア鍵穴

コンピュータにテスター繋いでデータを初期化します。

※元の鍵のデータは消えますので鍵が後から見つかっても使えなくなります

新たなスマートキーを登録して無事エンジンがかかりました!

ワゴンR スマートキー

もちろんリモコン操作もバッチリできます!

 

車の鍵を落としてしまい帰れないので鍵を作成してほしいとのご依頼がありました!

初度登録年月平成28年  1月
型式DBA-MH34S
エンジンの始動鍵をさして回すタイプ(イモビライザーあり)
鍵の形状ギザギザ鍵
作業時間20分
イモビライザーキー作成の費用36,000円+税

スズキのワゴンRは平成20年以降はイモビライザーが標準で装備されておりますので、金属製の鍵だけではエンジンを始動させる事はできません!

エンジンの鍵穴の周りが黒い場合はイモビライザーが搭載されていると思われます!

ワゴンR イモビライザー 鍵穴

まずは鍵穴、もしくはキーナンバーから金属鍵を作成します!

ワゴンR ドア 鍵穴

メーカー純正の鍵を削って鍵が作成できたら、コンピュータにテスターを繋いで、新たなICチップの登録をします!

⚠️コンピュータのデータは初期化しますので、元の鍵は使えなくなります!

ICチップがお車のコンピュータと照合が一致すればエンジンが始動します!

ワゴンR イモビライザーキーワゴンR メーター

出先で鍵を紛失された場合でもその場で鍵の作成ができますので、そのままお車に乗ってお帰りいただけます!

 

出先で車の鍵を紛失して帰れないのとの事で鍵の作成のご依頼がありました!

年式平成28年
型式DAA-MH44S
エンジンの始動プッシュスタート(イモビライザーあり)
鍵の形状ギザギザ鍵
作業時間45分
スマートキー作成の費用40,000円+税

かなりの遠方から来られていたそうでレッカー移動は断念したそうです。

まずは車の鍵をピッキングにて解錠します!

ワゴンR ドア ピッキング

この時セキュリティアラームが鳴り響きます!

※30秒ぐらいで止まります

プッシュスタートなので通常の金属製の鍵ではエンジン始動はできませんので、お車のコンピュータに新たなスマートキーを登録する必要があります!

コンピュータを初期化してスマートキーの登録をします!

ワゴンR スマートキー 登録

⚠️スペアキーがある場合、データが削除されますので使えなくなります!

無事エンジンの始動、リモコン操作の登録が完了しました!

ワゴンR スマートキー

イモビライザー搭載の場合、ディーラーだとコンピュータの交換になる

スズキのお車の場合 イモビライザーキーや、スマートキーを全て紛失している場合はコンピュータ自体の交換が必要で高額になります。(80,000円〜100,000円程度)

※鍵が一本でもある場合は追加で登録できます。(20,000円〜30,000円程度)

ただ、鍵屋に依頼すればコンピュータの交換はなしで登録が可能なので、費用は抑えることができます。

鍵屋によって料金や技術は大きく異なる

インターネットで検索すると様々な鍵屋さんが出てきます。どこが一番安いのか?実際のところかかる料金がわかりづらいのが現状です。

高額な業者の特徴

ポイント①:料金をはっきりと提示しない

電話で料金はいくらかかるかと問い合わせても、「見てみないとわからない」や「〇〇円〜〇〇円」のような不透明な説明だと、実際に現場では想像以上の請求をされてしまう可能性があります。

メーカー、車種、年式などの細かい情報を伝えれば詳しい鍵屋さんはかかる料金もわかるはずです。

ポイント②:デメリットの説明がない

スマートキーの作成はコンピュータにアクセスしてシステムをさわなければなりません。

当然データや、システムの破損のリスクもあります。

また、スズキのお車の場合、コンピューターを初期化しますので、紛失した鍵が後から見つかっても使えなくなります。

事前に説明がなければ後々トラブルになる可能性があります。

まとめ

✅ワゴンRの鍵はイモビライザー搭載の有無で作成費用は大きく変わる

✅ワゴンRは平成20年以降はイモビライザーは確実に搭載されている

✅鍵屋であれば車の移動なしで、その場で鍵の復旧ができる

✅ワゴンRのイモビライザー搭載の場合は、ディーラーだとコンピュータの交換が必要

依頼する鍵屋は慎重に選ぶ

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