※折れたのではなく【鍵が抜けない】場合はこちらをご覧ください。
少し力を入れて回したら鍵が折れてしまった!
折れた鍵が鍵穴に残ってしまった…
鍵が折れてしまった事で、鍵をあけられない…
折れた鍵を何かで引っかけて取り出せないかな?
鍵が折れて鍵穴に詰まったら、鍵が使えなくて家に入れない場合や鍵を閉めれないといった事態になります。
鍵が折れてしまった場合は早急に解決しなければいけません。
この様な事態はまず冷静に対処することが重要です。
あせって下手に鍵穴をいじると鍵の故障につながったり、折れた鍵が鍵穴の奥まで入ってしまって状況が悪化してしまいかねません。
この記事では・・・
▶︎自分でできる折れた鍵の取り出し方
▶︎鍵が折れる原因と対処法
▶︎折れた鍵からスペアキーを作成する方法
など詳しく解説しています。
是非参考にしていだだければと思います。
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自力でできる折れた鍵の抜き方
身の回りにあるものを使って自分で折れた鍵を取り出す方法を紹介します。
ピンセットでつまんで取り出す
慎重にピンセットでつまんで引っ張れば取り出すことができます。
掃除機を使って吸い込む
吸引力の強い掃除機であれば鍵穴に掃除機をあて、吸い込む事で鍵が取り出せる場合があります。ただ、折れた鍵が鍵穴の奥にある場合は吸い込めないでしょう。
ピンバイスまたは、精密ドライバーを使う
ピンバイスや精密ドライバーを鍵穴に差し込んで折れた鍵の溝に引っかけて取り出すことができる場合があります。
精密な作業なので器用さが必要です。
シリンダーを外して内側から押し出す
シリンダーをドアから外して分解すれば、内側から折れた鍵を押し出す事ができます。
鍵の構造を理解していないと分解できません。少し難しいので詳しくは動画をご覧ください。
※シリンダーの外し方はこちら
注意!やってはいけない鍵の抜き方
間違った対処の仕方をすると、鍵の故障や状況が悪化する可能性があります。
代表的な間違った対処例を3つ紹介します。
1.アロンアルファを使って取り出そうとする
折れた鍵の断裂面に接着剤を塗って鍵穴に残った鍵とくっつければ取り出せるのではないかと考える方は多いのではないでしょうか?
いい考えだと思いますがやめた方がいいです。
取り出せる可能性がかなり低いのと、接着剤が鍵穴の内部に流れて、固まってしまって鍵が壊れて使えなくなる恐れがあります。
ちなみに、グルーガン(ホットボンド)なら鍵穴にボンドが残りにくいので、リスクは多少ありますが抜ける可能性があります。
グルーガンで鍵が抜けるか実験してみました⬇︎
2.爪楊枝や針金で抜こうとする
爪楊枝や細い針金は先端が細く、鍵穴に入りやすいとは思いますが、折れやすいので、鍵穴に折れた破片が残ってしまい、鍵が壊れてしまう恐れがあります。
この場合破片が小さいので鍵穴から抜くのは非常に困難です。
3.油を鍵穴に注入する
滑りをよくしようとクレ556の様な油成分を鍵穴にいれると鍵が壊れる原因になります。
油成分は鍵穴に残ってしまい、ホコリやゴミを付着させます。それにより、鍵の溝がずれてしまい、鍵が回らなくなったりする可能性があります。
自分では鍵を抜けない!場合の対処法
自分で折れた鍵を抜くことが無理そうなら、別の手段を考えましょう。
鍵屋に依頼する
出張鍵屋なら電話一本ですぐに駆けつけます。
鍵抜き作業や鍵交換作業もその場で即日解決ができるでしょう。
シリンダーを交換する
ドアが開いている場合であればシリンダーを交換する事ができます。
折れた鍵を取り出す作業を業者に依頼するよりシリンダーを自分で交換する方が費用がおさえられる場合があります。(シリンダーを交換する方が簡単です)
※シリンダーの交換方法はこちら
鍵が開けれない場合に折れた鍵で開ける方法
折れた鍵を鍵穴に差し込みます。
鍵が鍵穴内部でうまく接合すれば、鍵は回ります。
ただ、折れた鍵の先端は鍵穴に残ってしまいますのでその後の対応が必要となります。
動画でご覧になりたい方は⬇︎
折れた鍵から合鍵は作成できる?
折れた鍵をホームセンターなどに持って行っても合鍵作成は断られることが多いです。
では、折れた鍵から合鍵を作成するには以下のような方法があります。
メーカーで取り寄せる
合鍵の作成はキーマシンといった鍵を削る機械を使って行います。
折れた鍵はマシンに固定する事ができないので作成はできないです。
そこで純正キーならキーナンバー(識別コード)が鍵に刻印されているのでその情報を元にメーカーから取り寄せることができます。(1〜2週間必要)
取り寄せ方法はこちらへ
純正キーってなに?
※合鍵(スペアキー)には識別コードは刻印されていません
出張鍵屋に依頼する
出張鍵屋なら折れた鍵を見ただけでその場で合鍵を作成することができます。(即日作成)
折れてしまった鍵の部分が見つからない。折れた鍵が全て揃ってないと作成できない?
鍵が折れる原因と対処法
鍵が折れてしまうには原因があります。原因を知っておいて対策しておきましょう。
鍵(key)の金属疲労
普段使っている鍵には見えない部分で金属疲労が起こっています。(内部での亀裂など)
ある日、簡単に折れてしまう事があります。
定期的(5年〜10年)にスペアキーを作っておき、鍵を変えて使う様にしましょう。
※スペアキーを作る場合は純正キー(購入時の鍵)から作成しましょう。
シリンダー(鍵穴)に原因がある
ホコリやゴミが鍵穴にたまっていて、鍵が回りにくくなったり、抜き差しがしにくくなる事で、鍵(key)に負荷がかかり金属疲労を起こします。
鍵穴を掃除すればスムーズに鍵が回る様になり鍵折れを防ぐことになります。
詳しくはこちら
折れやすい鍵と折れにくい鍵の特徴
どんな鍵でも折れる可能性はありますが、中でも折れやすい鍵と折れにくい鍵の種類を紹介します。
折れやすい鍵の特徴
一般的なギザギザの形の鍵です。
外側が鍵山になっているので、溝が深い部分は金属の面積も小さくなります。
中でもMIWA社のURという種類の鍵は、鍵がリバーシブルでさし込むことができるように両側から溝を掘っているのでさらに折れやすくなります
折れにくい鍵の特徴
鍵の表面にくぼみのある形の鍵です。
金属の面積が多いのでとても頑丈で折れにくいです。
ただ、シリンダーキー(ギザ鍵)に比べて、鍵の値段が高いです。
まとめ
✔️折れた鍵が鍵穴に浅い位置にある場合は自分で抜ける可能性がある
✔️折れた鍵を取り出すには器用さが必要
✔️アロンアルファで抜く方法はやめた方がいい
✔️鍵屋なら鍵抜き作業も即日電話一本で解決できる
✔️鍵は見えない部分に金属疲労が起こり亀裂が入っている場合がある
✔️定期的に合鍵の複製、シリンダーのメンテナンスは鍵折れ防止になる
✔️鍵が折れていても合鍵の作成は可能
✔️鍵が抜けないのであればシリンダーを交換するのも一つの手